20歳
風俗嬢
即

声掛け×20ほど

某日。
今月、3度目のナンパトロール。
少し早めにK街に着くと直ぐにミズッキーさんらと遭遇。
そして、●●の方々もいる。
おいおい、まだ6時前だぜ？　一体みなさま何即するおつもりなんですかｗｗ

定位置には腕の良いナンパ師、ホストも多い。俺がナンパ慣れしていたとしても、イケメン達には顔面偏差値では負けてしまう。こんなごちゃごちゃした場所でナンパをしていても効率が悪いと判断。
それに俺は外国人をナンパしたい気分だったので、視線はパツキン美人を追い求める。この日も街は賑わっていた。若い学生や社会人の飲み会だろうか？　団体が多い。一人で歩いている女……尚且つ自分の好みの女を抱きたかった。前回はデブを抱いてしまった。やはり、デブのあとはそれなりのスペックの女を抱きたい。

ナンパは俺にとってゲームだ。
出会ったその日に女を落とす。
最短最速、秒速で即！
俺は女の心の隙間を見つけて、静かに口説き文句を吐く。
それは女の心に響く。
女の心を陥落する。
それは愛のチャックメイト！
何人か声を掛けていくが、友達との待ち合わせが多く、立ち止めてLINE交換さえ出来ない。
今夜限りの相手でいいけど、誰でも言い訳じゃない。時計を見ると時刻はまだ7時前だった。この日は片付けたい仕事が残っており、終電までに即って帰りたかった。もし終電までに即れなければ強制終了ゲームオーバーだ。時間を無駄には出来ない……。

俺は「許容範囲の女全て」に声を掛けていくことにした。いわゆる、「ピンキリ作戦」。可愛い女から、性欲のわく不細工まで、チャンスと思えば直ぐに声を掛ける。迷っている時間はなかった。終電前には帰りたいのだ。

凄腕の●●さんにお会いする。●●さんのナンパ講習は興味がある。少し話しをさせて貰い、再びソロでナンパを開始。

朝から何も食事をしていなかったので、大戸屋へ行く。ヘルシーな定食があるからここは好きだ。その後、本屋へ行き、満腹の腹を休めながら、本を物色。何冊か欲しい本があったので表紙をスマホで撮影した。今は本を買っている場合ではない。「ストリートに戻らねば！」と本屋を飛び出した。

駅周辺でスーツ姿で女に声を掛けている男が何人かいた。スカウトなのかナンパなのか見分けはつかなかったが、俺はあの誰かがasapenさんではないかと思いを巡らした。asapenさんは一週間でどれだけの女を即れるのか？　「連続ストリートナンパノック」を企画されていた。普通の会社員の方が合間を縫ってこれだけナンパ活動されるのは凄い！　凄腕の●●●さんだってここまでナンパ出勤はしない。
駅周辺はスカウトマンと飲み会に繰り出す周辺が多かったので、コマ劇場の方へ向かう。フッとキャリーを引きずった女が目についた。キャッチのホストが声を掛けているがシカトされている。
「出稼ぎにきたデリヘル嬢だろうか？　それともライブを観にきた一般人？」どちらにしろ、K街の中心に一人でキャリー引いて歩いているのは普通ではない女。
俺はキャッチのホストが女から離れるのを待った。ホストは諦めたのか去って行った。

ホストとナンパ師、ホスト狂にはどちらが有効か？　ホスト狂はホスト好きである。
ホストには勝てない？
否、ホストだとか一般人（ナンパ師）だとか関係ありません！（ｷﾘｯ

まずホストとナンパ師では目的が違う。
ホストのゴールは自分の客にして、いかにお金を使って貰うか。
ナンパ師のゴールは恋愛であり、セックスだ。

この目的の違いにより、声を掛ける時の接し方が違ってくる、女もホストのキャッチとの違いを察して足を止める。まあ、運と腕次第でもある。K街にはスカウト、ホスト、ナンパ師、援交おじさんと女に声を掛ける男が多く生息している。男が女に求めるモノが違うように、女が男に求めるモノも違う。

「キャッチと思われないキャッチをしたならば、あのホストも上手くいったかもな…」と思いながら、彼女に声を掛ける。ホストの彼氏（担当ホスト）に会いに行くようだ。しかし、店に行く金はないとのこと。俺は「ホテルへ行って、彼の店が終わるのを待とう」と提案をする。

女に先に喋らせてから、自分の女に対しての接し方を考えると、どう主導権を握り、ホテルへ連れて行くのかプランが立てやすくなる。

この子の場合。リードすれば主導権が握りやすかった。ただホストの彼氏の呼び出しがあればそちらを優先する可能性もあった。女がホストを優先するか、俺を優先するのかこの時はまだ読めていなかった。
「ホストの店が終わるまで3時間はある。余裕で即れる」と彼女のキャリーを代わりに引きながらホテル街へ向かう。
「いや、まてよ？　12時に放流するなら、カラオケで即って2即目の女を探した方が楽しくないか？　それにツケにして彼が店に呼ぶ可能性だったある」と思い直して。
「カラオケに行って、ちょっと歌ってからホテルへ行こうか？」とホテルを辞めてカラオケへ。
出会ってから、3分ほどでこのやり取り。これがK街クオリティー。

カラオケの部屋に入ると、テレビの画面の上にカメラが設置してあった。防犯カメラの類いだろうか？　恐らくK街といった地域柄、何か事件が起きた時のために設置が義務づけられているのかも知れない。K街の他のカラオケボックスにも部屋に設置されていた。
で、気になりGoogle先生に聞いてみたら、やはり防犯カメラとして録画されているとのこと。恐らく喧嘩や強姦なんかの事件が起きた時に警察に提出するのだろう。俺はカメラの上に自分の上着を載せて、部屋での様子が映らないようにした。カメラの向こうで誰も見ていないのだろうが、無機質なカメラに見つめられているだけで、セックスをする気が削ぐれてしまった。

俺はカラオケボックスでのセックスを諦めて、カラオケからホテルへ行く流れを作ることにした。カラオケは歌う場所じゃない。カラオケは個室を利用して、色を掛けるところだ。

俺は彼女と少し話しをした。単純に彼女の風俗の仕事。どうして風俗嬢にならなければならなかったのか知りたかった。

彼女は出会い系カフェで出会った男とセックスをしてお金を貰ったり、ホテヘル嬢をして生活をしていた。母子家庭であるが親と仲が悪いわけでもない。彼女の口ぶりから、家庭環境はそれほど悪くはないように思えた。
少し前まではマクドでアルバイトをする普通の女の子だった。
今年、ホストの彼氏が出来て、店で30万近い借金を作り、風俗の仕事を始めた。彼女はホストと付き合っていると、俺に一生懸命に話していたが、彼女の容姿のレベル、頭の弱さから、俺でも彼女にしたいレベルではなかった。ただ若くて、身体つきも細いので風俗では需要があると思った。だが、そんな女はこの街では吐いて捨てるほどいるのだ。
いつか彼女を男たちが必要としなくなった時、彼女はどこへ行くのだろうか？

彼女の唇を奪う…。「そんな上手なキスをされたら、好きになりそう……」と切ない声を漏らす。良いムードで和んでいると、突然の着信。ホストの彼氏からだった。ここで一気にムードが壊れてしまった。

管理の上手いホストだった。彼女はうな垂れながらホストと何か話しをしていた。通話が終わったあと、抱き寄せようとしたら振り払われてしまった。
「アナタを男として見てしまうから、 もうセックスは出来ない」と申し訳なさそうに言う。俺とホストの間で揺れているようだが、ホストの方に軍配が上がる。写真を見せて貰ったが、俺よりも若く、遥かにイケメン。

彼女は彼のために風俗の仕事を始めたのだ。
逆に言えば、彼に会わなければ風俗嬢になることはなかったかも知れない。

時計を見ると部屋の退出時間は残り30分。俺は終電で帰りたい。それに本来、この子は楽な女のはず。俺は少し強めに彼女を抱き寄せた。正直、挿れて、「ハイ、さようなら」でも良かった。
押し倒すと強く拒絶されてしまった。彼女は一度、ナンパしてきた男にカラオケボックスで無理矢理犯られてしまった。ナンパしてきた男は強姦の意識はないかも知れないが、彼女はそのことで少し傷を負っていた。そんな女に強い強要は出来なかった。
じゃあ、なんでそんな目に遭っているのに、懲りずにナンパ男についていくのか、それは即系の七不思議である。即系は判断を他人に委ねる傾向がある子が多い。俺のように女をリードするのが好きな男にとっては扱いやすい。
彼女が俺について来た理由は、「イケメンで優しそうだったから」だそうだ。まあ、彼女が退屈していて、タイミングよく俺が声を掛けたのが最大の理由だと思うけどね。

だが、拒否されても諦めないのがナンパンマン。数々のデータベースが最も最良の手段を考える。
「通常の色掛けだと無理だ」と判断して、「押す姿勢」から「引く姿勢」に切り替える。態度を少し冷たくするのだ。
俺は怒っているようなフリをして携帯をいじり出す。そうすると彼女がシュンとした態度になり焦り出す。

彼女は純粋で、とても優しい女の子だった。そこは付け入る隙があった。

「怒っているの？」と不安がる彼女に対して。
「好きになった女に怒るはずないだろ？」と頭をなでなでして抱き寄せる。彼女は俺に胸を預けて迷っている様子。あと、一押しだ。
「もう少しで時間だから、何曲か歌ったら出ようか？　そしたら彼氏のところ行っていいよ」と素っ気なく、だが暖かく言った。
俺には勝利の確信があった。店を出てから、最後の交渉をするつもりだった。

店で会計を済ませる。俺の後ろに●●の方がめちゃ可愛い女を連れていた。カラオケで即ったのだろうか？　彼は財布を出そうとする女に、「ここは俺が払うよ」と制した。ごく当たり前の風景だが、ナンパ師の彼が女を大事にしている姿にほっこりとした。

店を出るときにどうホテルへ再打診しようか考えていると。
「カラオケ代1500円分、体でお支払いします」と彼女が言ってくる。どうしたら、そんな思考回路になるのか、ホテル打診をするまでもなかった。これはラッキーと思い。
「そうか体で払って貰おう。ついでにホテル代の分も楽しませてくれよな！」と思わず笑みがこぼれてしまう。

「私、セックスは積極的じゃないから動けませんよ…。彼氏に電話して許可貰うね！」とホスト彼氏に電話をする。ホストの彼氏から「楽しんでおいで！」と許可が出た。
「ガス抜きのつもりなのか？　俺のことを援助交際相手と思っているのか？　自分に自信があるのか？　割とどうでもいい客なのか？　よく出来た彼氏だ！」と、思わずガッツポーズをとる。

ホテルに入るとシャワーを浴びたいという彼女のために湯船にお湯をはる。ベットに座りながら、俺は彼女の風俗の話しについて聞いてみた。
出会い系カフェで援助交際した場合の料金。フェラ3000円。ゴムありの本番で10000円。ホテル代は別だ。休憩時間のホテルやレンタルルームを使えば、15000円ほどで本番のセックスが出来る！！　この相場が安いのか高いのか俺には分からないが、たった10000円で自分の父親くらいの汚いおっさんとの性行為をするにはあまりにも安価ではないだろうか？

援助交際でもデリヘルの仕事でも、何度も恐い思いや不快な思いをしている。彼女は焦燥っしているように思えた。見知らぬ汚い男たちと何度も体を重ねたり、汚いペニスをしゃぶる。そんな生活、俺なら気が狂ってしまいそうだ。風俗はあまりにもリスキーな仕事だと思った。きっと、目に見えないモノがすり減ってしまう。
ギリギリ理性を保ってられるのは、ホストの彼氏がいるからかも知れない。その彼が全ての元凶だというのに…。何とも皮肉で残酷な話し。こんな女のエピソードはよくあることだけどさ。

俺はこの日、抱かせてくれるお礼に彼女が今までの全てを忘れられるようなセックスをしようと思った。

愛撫する度に彼女が震えた。下のお口に触れると充分に潤っている。指の腹で念入りに膣の中を掻き回すと愛液が溢れる。加藤鷹と島袋浩に学んだセックスの技術を使う。セックスの技術には自信がある。相性もあるが、今は大抵の女を気持ち良く出来るようになった。セックスは技術、相性、愛の3つがそろえばどちらも最高潮。

「漫画みたい…」と彼女が喘ぎながら言った。
「漫画で好きでもない男に女が無理矢理やられて感じちゃうシーンみたい…」
「一つ間違っているよ。お前はもう俺のことを好きだ。だから感じているのさ」と俺は充分に潤っている膣の中に大きくなったペニスを挿れた。

「アッ…アッ…！」と彼女から淫らな声が溢れる。彼女の膣の中は何人もの男を受け入れているはずなのに、締め付けが気持ち良く温かかった。俺はゆっくりと腰を動かして、彼女が快楽に身を委ねるのを待った。

「アナタのこと好きになりそう…」と切ない目で見つめられる。俺より10歳近く下の女にそんなこと言われると俺の方が切なくなる。

でも俺は彼女の運命を変えてやれる程の想いもない。人を助けるには自分の人生を犠牲にする程の覚悟が必要なのだ。俺は身をもって経験している。あんな大変な生活は懲り懲りだった。

たっぷりと彼女の膣の中に精液を放出した。俺は出した後も彼女の唇を貪るように求めた。彼女は大して可愛くもない容姿だが、その生き方を思うと切なくなる。
ナンパをすれば、色んな女の人生に出会う。俺はそんな女たちの物語を知りたくてナンパをしている。

風呂の湯船が溜まったので、一緒に入る。彼女はジェットバスの泡にはしゃいでいた。少し前までは20歳の普通の女の子だったはずだ。俺の20歳の頃は、彼女よりも何も考えていない馬鹿な子供だった。俺は世界がこんなに残酷で汚いモノだと知らなかった。彼女は幸せになれるだろうか？　男の性の捌け口になるしかない彼女には何が見えるのだろう？　いつか、風俗を辞めて普通の仕事が出来るだろうか？　常々、世界は不平等で残酷。

風呂から出て、またセックスをした。正常位、座位、後背位、騎乗位と体位を自在に変える。彼女はペニスを抜かずに全ての体位を行えることに驚いていた。何だかんだ言ってもまだ男の経験は浅い。

ホテルを出ると、偶然、コナンさん、ウソップさん、ｓｈさん。そして、ウソップさんの後輩に会う。何とも気まずいモノだ。
彼女をホストの店の近くまで送り放流。番号交換は彼氏が嫉妬するからと断られた。登録しても男のアドレスは全て消されるらしい。なんとまあ、管理の徹底していることか。

ウソップさんらと地蔵トークをする。コナンさんから即った女の写真を見せて貰うが、どれも可愛く若い…。俺とは大違いだ。さすがはイケメン。
オールでナンパしようと誘われるが、そんな気力はなく、終電前の電車に乗り帰宅した。

今回のナンパ経費は、カラオケ1500円。ホテル5000円。合計6500円だった。
3月は3出撃3即と調子が良い。ストナンは調子が良いが、ネトナンが不調。これは俺に原因があり、つい返信を忘れてしまう。スマホに変えてから、女のメールメンテが面倒になった。
4月はネットナンパでもガンガン即を量産したい。新規で高卒の若い女も登録しているはずだから…。

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